「結束バンド」とは、主に複数のケーブルなどを束ね、整理するときに用いられるバンドです。

他にも「結束帯」「結束タイ」「配線バンド」などと呼ばれることもあります。日本では昭和50年代ごろから使用が増え、その柔軟性による使いやすさや、耐久性の高さから従来使われていた紐タイプのものに変わり頻繁に利用されるようになりました。結束バンドに主に使用される素材は66ナイロンが一般的ですが、その他にもフッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトンなど樹脂を利用したものも多く出回っています。

現在では素材だけでなく、大きさや形状も多種多様なものが発売されているため、使用環境に適した商品を選択できるようになっています。結束バンドを選ぶ場合、使用状況を踏まえ、一般的となっている「一度結束してしまうと外れないタイプ」か、結束をほどき再び使用ができる「リピートタイ」どちらを選ぶかを考えましょう。同時に束ねた場合にどれぐらいの直径となるかを考え、バンドを選択します。

注意したいのが結束バンドには最大直径だけでなく最少直径もある点で、あまりに細いものは束ねられないことがあります。とくにネットなどからの購入の場合には感覚的に購入するとこうしたサイズ選択を誤ってしまうことが多いため、記載された仕様などをしっかりと確認するようにしてください。また室外で使用する場合には、室外用のバンドを使用しなければすぐに劣化して切れてしまう場合があるため注意してください。

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