事務所や家庭内のネットワーク接続に使用するlanケーブルですが、実は通信規格によってカテゴリーが分かれています。

lanケーブルを選ぶ時にはまず必要な通信速度にあったカテゴリーを検討しましょう。2018年現在ではカテゴリー6が一般的で、カテゴリー5以下のものを使っているとデータ転送が遅く感じるかもしれません。カテゴリー7以上は業務用のサーバーなど、より高速な通信が必要な場合に使われます。カテゴリーごとの具体的な通信速度は以下の通りです。

・カテゴリー8:40Gbps(伝送帯域2000MHz、耐ノイズ性能に優れる)・カテゴリー7:10Gbps(伝送帯域600MHz、耐ノイズ性能に優れる)・カテゴリー6A:10Gbps(伝送帯域500MHz、耐ノイズ性能あり)・カテゴリー6:1Gbps(伝送帯域250MHz、耐ノイズ性能なし)・カテゴリー5e:1Gbps(伝送帯域100MHz、耐ノイズ性能なし)・カテゴリー5:100Mbps(伝送帯域100MHz、耐ノイズ性能なし)カテゴリーが決まったら、続いてケーブルの形状の違いや給電可能かどうか、より線か単線か、シールドつきかどうかを選んでいきます。

ケーブルの形状は標準的な丸型の他、より細いスリムタイプ、フラットタイプがあります。丈夫さや耐ノイズ性能を重視するなら丸型、配線のしやすさや美観を重視するならスリムタイプやフラットタイプを選ぶと良いでしょう。ネットワークカメラなど、PoE対応の機器に使用する場合は給電可能なケーブルを選びます。

一般的なlanケーブルはより線を使っていますが、10m以上など長い配線には丈夫な単線が向いています。また、ノイズを防ぐシールドはついていないものが標準ですが、より安定的な通信が必要な場合にはシールドのついたケーブルを選びましょう。

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