市販されているlanケーブルは長さが決まっているので、希望している長さよりも長くなってしまい、使っていて邪魔に感じるということは珍しくありません。
使う環境や用途に応じてピッタリ合う短いlanケーブルが欲しいという時には、特注をする方法がありますが、それ以外では自作するというのも一つの方法です。短いlanケーブルを作るために必要な道具はケーブル用加工工具と加工用コネクタです。ケーブル用加工工具は、ケーブルの切断、外皮剥き、プラグ加工をこれ一つですることができる便利な工具です。どちらもホームセンターなどに販売してありますので用意しましょう。
工具が用意できたら、使いたい長さにケーブルをカットして外皮を剥き、中から芯線を取り出します。この時、芯線を出てきたままの状態に保っておくことが重要です。なぜなら、次に芯線を順番通りにコネクタに差し込んでいくからです。芯線の順番はlanケーブルによって違いがありますので、並べる順番を間違えないようにするためにも、外皮から出てきたままの状態を保つようにしましょう。
芯線を指し込んだら、コネクタをケーブル用加工工具でしっかり挟んで固定すると完成です。lanケーブルを自分好みの長さにするのは難しいと思われるかもしれませんが、工具さえあれば難しいことではありません。用途が人によって異なりやすい短いケーブルは市販のものでは自分の希望する長さに合わないことが多いので、このような方法で自作するのがおすすめなのです。