結束バンドはただケーブルを束ねることができれば良いと思うかもしれませんが、実は様々なタイプがあるので使用する目的によって便利に使い分けることがお勧めです。
屋内で普通にケーブルを束ねるために使用するなら、素材にもそれほどこだわらなくても良いのですが、屋外の場合は紫外線や風雨の影響で劣化がより早く進むため、耐候タイプの結束バンドをお勧めします。また、結束バンドといえば樹脂製だと認識されている方も多いと思いますが、より厳しい条件下で使用できるステンレス製のバンドもあります。素材だけでなく、カラーで選ぶこともできるので使用する場所によって使い分けることもできますし、識別するのも便利でしょう。
さらに、書き込むためのスペースがあるバンドもあり情報を記入する他にラベルを貼ることが可能です。ですから結束と同時にその配線の表示も行うことができ、作業をスムーズに進行させることができます。結束したケーブルを固定するための、ねじ穴のついたタイプもあるので便利でしょう。
ケーブルを結束してから壁やパネルなどに固定するだけでなく、固定してから結束することも可能なタイプもありこちらも作業を容易にしてくれます。結束バンドを購入する際は、使用する場所の環境を考えて風雨や紫外線にさらされる可能性があるか、また環境だけではなく結束する物の温度がどのくらい高くなるかも考慮することをお勧めします。また、結束する物のサイズに合わせて最適なサイズのバンドを選ぶことも大切です。