lanケーブルにはいろいろな種類があります。
まずはカテゴリーです。数字によって示されるのは、対応する通信速度の違いです。数字が大きいほど速い通信速度に対応することができます。あまり古いものを使っていると通信速度が上がらずに処理に影響が出ます。動画を見るようであればカテゴリー5e以上の1Gbpsの通信速度に対応したものを使いましょう。また、シールドの有無も通信に影響してきます。電気信号は周辺の電磁波ノイズによって干渉し、信号ロスが起こることがあります。
lanケーブルの被覆の下に金属の皮膜があることで内部の信号線に電磁波ノイズが届きにくくなります。より強力にノイズ対策するために各信号線にもシールドを施す二重シールドケーブルもあります。電力線の近くで使用するような時には必要になります。lanケーブルの信号線に使われている電線の種類が、距離に影響することもあります。通常は屈曲性の良い、より線を使っています。
部屋で配線をする時にも曲げやすく、邪魔にならないように配置することができます。ただし、10mを超えて配線する必要がある場合には、単線と呼ばれる1本の電線を使った方が安心です。より線は細い電線をより合わせて作られてるため、線と線との間に隙間ができます。その分は導電しないためロスになります。単線なら隙間がないため同じ太さでもより多くの導電面積を確保することができます。だから、減衰の恐れがある10m以上の場合には単線がおすすめです。