いくら高速インターネットの契約をしてルーターやパソコンを揃えても、lanケーブルが原因で十分な速度が出ない場合があります。
反対にプロバイダーや契約しているインターネットのプラン、住んでいる住居の影響によって良いlanケーブルが無駄になってしまうこともあります。通信速度を最大限に出すためには、環境に合わせた適切なケーブルを選ぶことが重要です。現在の光回線の通信速度は1Gbpsが主流ですが、マンションタイプでは他の住宅での利用が影響してそこまで速度が出ることはありません。
ただしインターネットではなく、ホームネットワークなどでデバイス同士をつなぐ場合は、高速のケーブルを使ったほうがデータ転送速度が格段にアップします。lanケーブルには大きく分けると7つのカテゴリーがあり、数字が大きいほど通信速度が速くなります。
契約している回線が遅いのにカテゴリーの数字が大きいケーブルを持っていても無駄になってしまいますし、カテゴリーの小さいケーブルを使っていては十分な速度が出なくなります。動画配信のような高速通信が必要な場合は1Gbps以上出るカテゴリ5e以降のケーブルを選ぶとよいでしょう。
カテゴリーが大きくなればケーブルの価格も高くなりますので、必要以上のものを用意する必要はありません。通信速度は一緒でも周波数が大きくなっているカテゴリ6や7では、多くのデータを転送することができるようになります。カテゴリー6A以降のケーブルでは10Gbpsの通信速度があり、快適にインターネットをすることができるでしょう。