lanケーブルの性能はカテゴリで定められた規格に則ったカタログスペックでも測ることができますが、実際に使用してみると思ったほど速度が出ないと感じるケースも少なくありません。
そのような状況に大きく影響を与えているのは、ケーブルの芯線の加工方法やノイズを低減するシールドなどがあり、実際に使用してみなければ表れない数字が存在しています。同一の規格のさまざまなメーカーの製品を購入して比較する方法もありますが、それでは過大なコストが掛かってしまいます。そんな時はインターネットに掲載されている実測値を計測した記事を参考に、どのlanケーブルを購入するのがベストなのか検討することがおすすめです。
それらの記事はインターネットの雑誌やメーカーの公式ホームページをはじめ、個人が調査をした結果を掲載しているブログなどがあります。lanケーブルにはスタンダードなものから細いスリムタイプ、ドアの隙間も通せる隙間ケーブルなどさまざまなタイプがあるほか、距離が長くなるほど僅かに回線損失が発生するのに加えてノイズの影響を受けやすくなります。
これら全てを実験するのは困難を極めるため、記事を閲覧することで事前に分かるのは大いに助かります。ここで、設置場所に合わせてタイプを変更した場合に許容できる範囲の回線損失なのか、逆に許容できない範囲であれば設置場所そのものを変更してlanケーブルの距離を短くして回線損失を最小限にするなど貴重な判断材料になります。